writeとprint
ImageJでマクロを書くときに、Logウィンドウへの書き出しはいつもwrite関数で行っていた。しかし、一般的にはprint関数が使われている。ImageJ のBuilt-in Macro Functionsには, 実はwrite関数は明示されてない.現在では,logウィンドウへの書き出しはwrite関数ではなく,print関数が一般的である.では,write関数とprint関数では動作は異なるのだろうか?ImageJのソースコードを見ると、ij.macro.Functionsパッケージに,void doFunction(int type)という関数があり、この中に、
switch (type) {
…
case PRINT: case WRITE: print(); break;
…
と書かれた場所がある.switch関数はtypeの中身に応じて処理を振り分けるJava言語の命令であり,処理の数だけcase が用意されてある.ここで示されたcase行の意味は,「typeにPRINTやWRITEが格納されていれば,print()関数を実行せよ」である.従って,マクロでprintと書こうが,writeと書こうが同じ処理となる.このような仕組みはおそらく互換性を維持するためのものと思われる